第6回東北空手道交流大会及び審判講習会を終えて

「第6回東北空手道交流大会及び審判講習会を終えて」
 
 平成28年8月28日(日)、山形市総合スポーツセンター第二体育館を会場に、東北地区6県と近県の各団体の代表が一堂に会し、統一したジャッジの確認とその再確認を目的に、また更なるジャッジレベルの向上を図る為に多くの先生方々が参加されました。
 講習会の講師には、昨年に引き続き北海道丈夫塾塾長・JKJO副代表理事の宮地政樹先生によりご教授をいただき、またJKJO本部事務局より、常任理事佐野光哉先生、事務局長中村清志先生が遠方よりご参加をいただいての講習会の開催となりました。
 講習会に先立ち、副理事よりJKJO組織経過と大会規模に応じて、段階を踏んだ審判員のライセンス制度について具体的な説明をいただきました。
 実技講習では、実技と筆記試験受講者に別れての実施となりました。実技講習では、反則技の確認から審判団のコートの入退場の一連の動きの動作確認や主審の動作確認、旗を指し示す手の動きや向き、また主審の余計な癖による文言を修正し、聞きとりやすい言葉や速さに至るまで細かく確認し、申し合わせる事ができました。また、副審の動作確認に関しましては、技あり・技有りから一本・反則・不明・場外・認めず・判定・引き分け・試合終了の十の副審の動作確認と旗の角度、ホイッスルの吹き方に至るまで再度確認し、申し合わせを行う事ができました。
 その他には、学びではありますが、判断が難しい点で、反則行為である頭を付けての攻撃や、一瞬の身体を預けての攻撃で、相手が一瞬のことで、必ずしも試合運び等に不利にならない場合の一瞬の判断が副審の立場的に判断が困難だと感じ、反則後の主審の注意差の関係や技有りの関係も、実際に審判をして試合数を裁かないと判断が困難だとも感じました。
 最後に、審判講習会を兼ねての交流戦とのこともあり、試合途中での主審及び副審の動作確認などで、多くの選手の方にご協力をいただき、滞りなく午前の部の交流大会が終了出来ましたこと感謝申し上げます。
 午後から引き続き開催されました、東北地区予選会も、多くの選手の方々がエントリーしていただき、合わせて感謝申し上げます。
押忍。
 
日本空手道 至真会館 事務局  海鋒 憲一

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